コストダウン虎の巻(組立編) 組立工程にある、コストダウンの盲点とは?

お役立ち実践記事

2021/03/26

製品や部品のコストダウンは現在、あらゆる業界で非常に関心の高い項目の一つです。安い製品の提供は企業の競争力を高め、より多くのビジネスチャンスにも繋がります。今回は製造業におけるコストダウンのうち、組立や検査、梱包、輸送などでできるコストダウンの工夫について紹介します。

1.組立でできるコストダウン

組立におけるコストダウンの思想は、加工におけるコストダウンの思想と似ています。作業の工数や種類を減らしたり、自動化できる場所を自動化するなど、作業そのものを、できるだけかんたんでシンプルにするのが基本です。組立でできるコストダウンの例を次に挙げます。

 

ねじの本数や種類を減らす
ねじの本数が多ければ、それだけ作業にかかる時間が長くなります。また、ねじの種類が増えれば、組立時にねじを選択する手間が発生し、さらにねじを仕入れるコストも増えます。そのためネジの本数や種類はできるだけ減らしましょう。ねじを減らす工夫としては、一辺はツメで固定する形状にし、対辺をねじ止めする方法や、複数の部品を1本のねじで止める共締めなどの方法があります。

 

部品点数を減らす
部品の点数を減らすのも、組立にかかる時間を短くし、コストダウンにつながる方法の一つです。ねじの本数の削減も、部品点数削減の一環になります。設計者との連携が欠かせませんが、一体化できそうな部品は一体化したり、構造をシンプルにするなどして、部品の数を減らしましょう。

 

搬送の回数や距離を減らす
特にいくつものラインを使用して製品を作る場合、搬送の回数や距離の見直しを行うのも、コストダウンの方法の一つです。搬送の回数や距離が多ければ、それだけ組立にかかる時間も長くなります。工場全体を通してレイアウトを見直し、最適な配置を作るのが理想ですが、設備などの問題もあり、なかなか難しい場合もあるでしょう。搬送の回数や距離は、たとえば1本のラインの中など、小さい部分から見直すだけでもコストダウンの効果はありますので、まずはできそうな場所から着手するといいでしょう。

 

作業者の負担を減らす
作業者の負担を減らすのも、コストダウンのポイントです。やりにくい、難しい作業は時間もかかり、作業ミスの原因にもなります。重たいものは吊り上げて作業できるようにしたり、見えにくい場所での組立作業をなくす、ねじやボルトの締付けトルクは分かりやすい形で管理するなど、作業をかんたんにする必要があります。作業の負担を少なくすれば、作業に入る人を選ぶ必要が少なくなります。そのため組立ラインの人員に柔軟性を持たせやすくなったり、作業者の人材確保が容易になるというメリットもあります。

 

組立作業中の不良を減らす
組立作業中の不良も製品のコストに大きな影響を与えます。特に組立作業の後ろの方で不良が発生してしまうと、多くの部品が廃棄処分となり、ロスが多くなってしまいます。そのため組立の途中で発生する不良を防止するのはコストダウンに効果的です。たとえば搬送中に発生するダコンがなくなるよう、ウレタンの仕切りがついた箱で部品を搬送したり、組立で部品を挿入する際に本体とぶつかりそうな場所を治具で保護するなどの方法があります。

2. 検査でできるコストダウン

部品や製品の出荷前には検査が欠かせませんが、検査にもコストダウンのチャンスはたくさんあります。

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